ロックにしやがれ❗

悪魔と取引して、ロックに魂を売った伝説のロッカー達の魂の一曲を「ロックにしやがれ❗」という感じで、割りと冷静に発表しています。

【ウィルコ・ジョンソン】 ~魂を撃ち抜くマシンガン・ギター~

f:id:bigeater999:20170911000129j:plain

ウィルコ・ジョンソン
~魂を撃ち抜くマシンガン・ギター~

ドクター・フィールグッドのギターとして知られるウィルコ・ジョンソン
初めてウィルコのライブを観たのは、確かまだ二十歳位だったので、80年代半ば頃だったと思う。
小学生の頃から、兄の影響で、ピストルズやストラン、クラッシュなど、パンクを聴き漁り、とにかく縦乗りのロックしか知らずに育った小生にとって、その時のウィルコのライブは、正に衝撃だった。
ドアを開けた瞬間、会場をぎっしりと埋めた客の群が、まるで大きな波のように、右に行ったり左に行ったりしながら、確かに横に揺れていたのである。
ステージの上に立っている、ウィルコの小気味よいギターが、心地好い独特のリズムを奏でながら、会場に自然なうねりを、次から次へと巻き起こしていた。

「これが横乗りのロックなのか❗」

その瞬間、小生の身体も、勝手に横に揺れ始め、会場の波の中にどっぷり飲み込まれていた。
ウィルコはコミカルな動きや、脚を開きながらジャンプするステージ・パフォーマンスで、更に客を煽り続けた。
そこに一度はまったら、病みつきにさせられる。悪魔の囁きのように、ウィルコの手で奏でられる、強烈なマシンガン・ギターは、最後まで会場中に炸裂し続けていた。

その後、毎年のように来日していたウィルコのライブには、三十歳になるまでずっと足繁く通いました。
一番印象に残っているのは、確かクラブチッタ川崎でのライブ。鮎川誠さんがゲストで出演していて、アンコールで二人がステージに立った光景は、それだけで感無量でした。二人の魂のギターリストが魅せてくれたロックという夢は、今でも目の奥に、鮮明に焼き付いています。

《魂の一曲》
ウィルコの魂の一曲は、やはりこの曲…

『She Does it Right』
小生は、ドクター・フィールグッドのバージョンより、ウィルコ・ジョンソン・バンドで、ウィルコ自身が唄いながら演奏しているバージョンが好きです。
ウィルコの囃し立てるようなカッティング・ギターとノーマンのボコボコ来るベースが、神経に沁み渡る珠玉の一曲です❗

f:id:bigeater999:20170911000200g:plain



http://rockdo.seesaa.net/ ⏩『心の定規』
http://bbbking.seesaa.net/ ⏩ 『この映画、むちゃエエがな!』