ロックにしやがれ❗

悪魔と取引して、ロックに魂を売った伝説のロッカー達の魂の一曲を「ロックにしやがれ❗」という感じで、割りと冷静に発表しています。

【ラモーンズ】 ~悪魔さえ度肝を抜かれた華麗なるロックンロール~

f:id:bigeater999:20170930022232j:plain

ラモーンズ
~悪魔さえ度肝を抜かれた華麗なるロックンロール~

ピストルズは大阪的で、遠慮もなく、洪水のように一気にどっと押し寄せて来く感じだった。それに比べると、当時ニューヨークのサウンドには、東京のように、複雑に絡み合う感情が溢れ出したかのような、都会の気取った不良といった印象を持っていた。
その中でも、度肝を抜かれたのはラモーンズだった。
最初から最後まで、問答無用に、繰り返しロックンロールを只々叩きつけ、こっちが着いて来ているかどうかなんて、全くお構いなしだった。
二十歳の頃、大阪の御堂会館で彼らのライブを観た時も、アルバムで聴くような生やさしい側面は全く感じられなかった。最初から最後まで「1・2・3・4」で曲が次々に客席に叩きつけられ、終始爆音のようなノイズに、頭を打ちつけられて、正に野球のバットでぶん殴られているようだった。
きっと彼らは、演奏を聴かせるというより、自分達がラモーンズであることにこだわっていたのかも知れない。
実際パンクは、曲やサウンドに、演奏スタイルやその生きざま、スピリットを色濃く反映した反骨精神を信条としている。それは、歌詞の言葉以上に、強烈なメッセージや、存在感の主張になっている。

シーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠さんも「ラモーンズ以来、新しいと思えるイカしたロックバンドは出ていない」と話されていたと聞きます。
正に、ラモーンズというロックンロールは、最早、芸術だった。
ロック史上、最もイカした華麗なるロックンロールバンドは、一度も立ち止まらず、一度も振り返ることもなく、我々の胸に、強烈な傷跡を残して、ハリケーンのように、あっという間に過ぎ去って行ったのだった。

《魂の一曲》
ラモーンズの魂の一曲はやはりこの曲…

『Blitzkrieg Bop』
Hey ho, let's go…ラモーンズというロックンロールには、麻薬的な側面を感じる。胸にせまってくる…なんて程度の音楽に、何の刺激も感じない。もしも明日世界の終わりが来るなら、頭をバットでぶん殴られるような、ラモーンズの強烈な華麗なるロックンロールを聴きながらくたばりたいものです。

f:id:bigeater999:20170930022259j:plain

https://blog.hatena.ne.jp/bigeater999/bigeater999.hatenablog.com/subscribe/iframe#

http://rockdo.seesaa.net/ ⏩『心の定規』
http://bbbking.seesaa.net/ ⏩ 『この映画、むちゃエエがな!』